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2025年を振り返って


2025年も、残すところわずかとなりました。
超高齢社会が現実のものとなり、在宅医療への関心と期待が、これまでになく高まった一年でもありました。

本年を振り返りながら、医療法人社団貞栄会 理事長・内田貞輔より、日頃お世話になっている皆様、そして地域で暮らすすべての方へ、年末のご挨拶とともに想いをお伝えいたします。

年の瀬に、在宅医療の現場から思うこと

皆様、こんにちは。
医療法人社団貞栄会 理事長 内田貞輔です。

2025年は、私たちが長らく見据えてきた「超高齢社会の大きな節目」と言える一年でした。在宅医療へのニーズがかつてないほど高まる中で、今年も多くの方々の「人生の物語」に伴走させていただいたことに、心より感謝申し上げます。

私が在宅医療の現場で、常に大切にしている考え方があります。
それが、「医療は3割、生活が7割」という視点です。

病気を治すことだけが、医療の正解ではありません。
住み慣れた自宅という「ホーム」で、その人らしく、家族との他愛ない時間を過ごす。
その当たり前の日常を守るために、私たち在宅医療チーム、いわば「動く総合病院」は存在しています。
今年も私は、多くの「笑いのある看取り」に立ち会わせていただきました。
死を、ただ悲しい別れとして終わらせるのではなく、できることをやり切り、ご家族が納得して「命を受け継ぐ」瞬間。
その穏やかで温かい空気に触れるたび、在宅医としての使命を、何度も再確認する一年でした。

夜間、不安の中で電話をくださった家族に「お伺いしましょうか?」とお伝えし、駆けつけた先で交わした握手や、ほっとした表情。
その一つひとつが、私にとってかけがえのない原動力となっています。

この一年、貞栄会の在宅医療を支えてくださった地域のケアマネジャーの皆様、訪問看護師の皆様、ヘルパーの皆様、施設の皆様、病院の皆様、関係者の皆様、そして何より、私たちを信じてくださった患者様とご家族の皆様に、心より御礼申し上げます。
在宅医療は、医師だけで成り立つものではありません。
職種の壁を超えた「一つのチーム」があってこそ、初めて成立する医療です。

2026年も私たちは、24時間365日、地域の「最後の砦」として走り続けます。
皆さまが住み慣れた街で、明日という日を安心して迎えられるよう、全力でサポートしてまいります。

新しい年が、皆様にとって健やかで、笑顔あふれる一年となりますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。

医療法人社団貞栄会
理事長 内田 貞輔